鉛筆のできるまで
   工 程             作業内容
芯を作る    鉛筆の芯は、黒芯と色芯とに分けられます。
   黒芯は、黒鉛とカーボン、粘土を原料にして作られます。粘土を水に溶かし、黒鉛を配合して十分混和させます。
   つぎに乾燥機で乾かし、圧出機で太い棒状にした後、芯出機で圧力を加えて押し出し・切断して長さ太さを揃えます。これを自然乾燥または火熱乾燥の後、焼成窯に入れて数時間加熱します。これを自然冷却の後、すべりと色を良くし、じょうぶにするため、圧力を加えながら油分を浸透させます。
   色鉛筆用の色芯は、白色粘土に顔料等を配合して練り合わせ、黒芯と同様に芯出、常温乾燥の各工程をへて完成する。焼成や浸油は行いません。
動画 1:45
軸を加工する(木工工程) 動画 1:43
★溝切り    鉛筆用の木材は、あらかじめ5~8本分の長さ、幅に切断した板(スラット)を使います。その板に芯の入る溝を5~8本掘ります。 動画 0:22
★かわづけ    樹脂のりをつけて溝に芯を置き、もう1枚の板を重ねて芯をサンドウィッチ状にして締め付け、さらに乾燥させます。 動画 0:39
★ばらし    芯をサンドウィッチ状にした板を、機械カンナで表裏2回削って六角や丸の形にし、一本一本に切り分けます 動画 0:29
塗装や印刷をする(表面加工) 動画 2:36
★塗装    まず透明ラッカー塗料などで下塗りをし、その上にラッカー塗料を何回も塗ります。 動画 0:14
★箔押し    熟した凸版の下に箔を置き、鉛筆軸に圧着させ箔をフィルムから軸へ転写させる方法です。
 大量の作業をする場合は、鉛筆軸を回転させる「回転箔押」という方法でおこないます。
動画 0:31
★ドライオフセット印刷    ロールでよく練られたインキを凸版に塗布し、一度印刷胴に版からインキを移して鉛筆軸に印刷する方法です。
   5色までのインキを回転させながら次々に移してから1本の鉛筆軸に一度に転写する「多色ドライ・オフセット印刷」もあります
動画 0:20
★UV印刷    UV(紫外線)硬化インキを使い、シルクスクリーン印刷やグラビア印刷をする。 動画 0:46
★頭付け塗装    鉛筆の頭部を丸く面取した鉛筆を枠に並べ、ラッカー塗料をいれたタンクに逆さに浸し、一定速度で引き上げて枠を返し、塗料をむらなく塗布する方法です。 動画 0:19
仕上げ加工をする(仕上げ工程) 動画 1:16
★小口切り    塗装が終終わった鉛筆の両端を切り揃える。両端を切り揃えることで長さがそろいはみ出した塗料もきれいにできます。 動画 0:18
★ゴム付け    まず上部にゴムをつける金具を挿入するために必要な部分を削り(えぐり)、ゴム挿入後に目打ちをしてゴムを固定させる。 動画 0:30
★先付    鉛筆の先を削って芯を出す(先付)作業 動画 0:19
箱や袋に詰めて出荷する    動画 0:38