2015年6月10~14日 
日本鉛筆工業協同組合 
インドネシア鉛筆工場視察

   日本鉛筆工業協同組合では、最新鋭の機械が導入され、圧倒的な数のラインが稼働するインドネシアPT.LMB社の鉛筆工場や色芯工場などの視察見学を行いました。
   視察日程は平成27年6月10日~14日で、組合加盟企業12社20名が参加しました。

   PT.LMB社は、約35年前にドイツ・ファーバーキャステル社と提携して鉛筆づくりを始めた会社で、当時は4~5名だったのが現在では数千人規模となり、グループ会社をいくつも経営しています。
   所在は主にバンドン地区とブカシ地区で、鉛筆製造に必要な部材もほとんど自社グループの工場で賄っています。
軸板材の植林・製材工場
スラット(軸板)工場
色芯工場
塗料工場
刷毛工場
ワックス、シーラー、接着剤工場
木粉工場
鉛筆工場
鉛筆製造機械工場(チェコ共和国に所在)
   PT.LMB社の鉛筆生産量は年間約700~800万グロスで、日本の鉛筆総生産量の4~5倍に相当します。塗装・乾燥ラインの数の多さも圧巻でしたが、最新鋭の木工工程の全自動機には目を見張るものがありました。
木工工程全自動機 塗装・乾燥ライン 温風乾燥ベルト(フードの内部)

PT.PLI社(PT.LMBグループ) 色芯工場
   ここでの色芯は、POST WAX という方式で作られています。(日本はPRE WAX方式)
   すなわち、日本のように芯をつくる時に最初にWAXを練り込まず、芯を成型、乾燥させてからWAXに浸け芯に浸透させる方式です。

工程のフローは、次のようになっています。 
秤量・配合 → 練り → 押出→ 乾燥 → WAX浸け → 遠心分離 → 切り揃え → 梱包

   WAX浸けをしていない芯は書けません。(紙に描いても色が付着しない。)

   POST WAXの芯は書いた感じ固い印象があり、PRE WAXの方が滑らか感がありました。

   PRE WAXでは、芯の乾燥時間が1 週間くらいかかりますが、POST WAXでは6時間くらいで済むので時間短縮でき、コスト的にも安くできるとのことです。
PT. LMB社の規模に直に触れ、世界の鉛筆需要はまだまだとてつもなく大きいことを知りました。今回の視察を契機に皆で知恵を出し合い、今後はグローバルな活動にも取り組んでいく所存です。
以上

|
|
© 2001 日本鉛筆工業協同組合,All right reserved.