2010年11月17日 
日本鉛筆工業協同組合 
優良工場見学会
   11/17(水)、日本筆記具工業会は日本鉛筆工業協同組合との共催により22名参加のもと、優良工場見学会を実施致しました。
   あいにくの雨でしたが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)「筑波宇宙センター」ではこれまでの宇宙開発の歴史や国際宇宙ステーションの説明を聞き、展示室では実物大の衛星や国際宇宙ステーションの室内、歴代のロケット等を見学しました。
   その後、筑波ハムレストラン「自然味工房」で昼食をし、ハム作成の工場の工場見学を行い、売店ではお土産なども購入しました。
   次の国土地理院「地図と測量の科学館」では、現在の地図の作成方法や災害時に利用される地図の説明などの説明を受けた後、古地図や特殊利用図の見学、眼鏡をかけての立体地図等を楽しみました。

<行程>
日暮里鉛筆会館前出発 ⇒ JAXA「筑波宇宙センター」を見学 ⇒ 昼食(筑波ハムレストラン「自然味工房」) ⇒ 筑波ハム工場を見学 ⇒ 国土地理院「地図と測量の科学館」を見学 ⇒ 日暮里鉛筆会館前到着
JAXA「筑波宇宙センター」前で参加者全員の記念撮影
JAXA「筑波宇宙センター」前に展示されているロケット

<見学先>
① JAXA「筑波宇宙センター」
   JAXAでは、月間回衛星「かぐや」、小惑星探査機「はやぶさ」など太陽系探査ミッションが大きな科学的成果をあげています。
   今年も金星探査機「あかつき」が打ち上げられ、それとともに打ち上げられたソーラー電力セイル実証機「イカロス」が話題を呼んでいます。
   これは、太陽光を帆に受けて進むいわば宇宙ヨットで、宇宙空間での省エネ航法が世界初で実証できた訳です。 また、2014年にもヨーロッパと共同で水星探査棟を打ち上げる計画があり、日本の航空宇宙技術が今、世界の注目を集めています。

   純国産ロケットH-Ⅱロケットは、約10年の歳月をかけ、国内の関係機関および企業の総力を結集して開発されました。世界の主要ロケットに肩を並べる打上げ能力と性能を持っており、このロケットの開発と打上げによって、わが国の大型ロケットの自主技術が確立しました。
   H-ⅡAロケットは、現在わが国の基幹ロケットとして各種人工衛星の打上げに活躍しています。
ドリームポート
1/1,000,000スケールの美しい地球
衛星の断熱材を触ってみる
「きぼう」船内実験室実物大モデル 宇宙ステーションの展示説明
歴代ロケット機型1/20スケールモデル きぼう運用管制室
見学宇宙飛行士模擬訓練・体験室の説明を受ける
筑波宇宙センター来場記念
JAXAオリジナルポストカード

② 筑波ハム
   筑波山を仰ぎ見る晴らかな大気と緑のなかで養豚農家がはじめた手づくりハム。
   肉本来のおいしさを活かすハムづくりには、良質な原料豚が何よりも大切で、手間と時間を惜しまない職人気質と、ドイツ伝統製法から生まれる筑波ハムは、味と品質で、食通や健康志向の方々からも高い評価を得ています。
筑波ハムレストラン「自然味工房」で昼食 ハム・ソーセージ作りの工場見学

③ 国土地理院 地図と測量の科学館
   国土地理院では、全国1,240箇所に電子基準点を設け、GPS衛星からの電波を受信し、常に観測データを解析しています。
通常GPSの測定は、10m程度の精度ですが、電子基準点等の観測データを用いると、数mm~数cmの精度で位置を求めることができます。
それによって、火山活動の監視、詳細活断層図の整備、洪水や高潮のシミュレーション。更にはプレート運動などに伴う地殻変動の把握・地震発生メカニズムの解明なども行っています。
ビデオを見ながら地図についての詳しい説明を受けました。
眼鏡をかけて日本列島を立体的に
見ることができます
測量に使った飛行機などが庭に展示されています。

|
|
© 2001 日本鉛筆工業協同組合,All right reserved.